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境界例の概念図 Ver 1.0


図は 「精神医学ハンドブック」 より引用

  図のように、研究者によって範囲が異なるが、精神分裂病、感情障害(躁鬱病)、神経症にまたがる領域を指している。神経症という診断名は現在の診断基準から消滅しているので、各種の障害との関連性に分散している。

  以前は非定型的な鬱病と境界例との関連性などが研究されてきたが、最近はアルコール依存症、心身症、心的外傷との関連性、解離性障害との関係などが研究されている。心的外傷との関連性においては、境界例の大部分が心的外傷を経験しているという研究もあるようだが、最近では、どうやら一度も心的外傷を体験していない人の方が多いのではないかと考えられるようになって来た。



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